2010年09月21日
潇湘馆
「暖香坞」は紅楼夢の中では、そんなに有名な建築ではなく、ここは惜春の住む場所なんです。
暖香坞の場所と言えば、潇湘馆、秋爽斋と稻香村などのところに随分近いです。風景は絵のように美しいところなんですが、ここに住む惜春は最後に出家して、尼となりました。
大観園の入り口に入って、右側いわゆる大観園の東南隅に小さいレストランがあります。
このレストランの中では、中華まんじゅう、粥、ライスそして前菜、炒め物など各種の料理も揃っています。私達はそこに食事をしました。味はまぁまぁだと思っていましたが、価格も高くないですね。あ、そうだ、青菜の味は素晴らしいと思って、お勧めます。
いよいよ潇湘馆に着きました。
そして今日は主に紹介しようとする所なんです。
「潇湘馆」は紅楼夢の女子主人公黛玉の住む場所なんです。
「潇湘馆」は「消香馆」と同じ発音で、黛玉の悲しい運命を予測しています。
潇湘馆は紅楼夢の中では大変重要な存在です。
主人公の黛玉は最後にこの潇湘馆に命を落としましたから。
入り口に入って、すぐにたくさんの青竹が目に入りました。
こんなに静寂な環境は黛玉との性格もぴったりです。
そして竹が代表しているそのような不屈な性格も黛玉の性格にもよく似ています。
座っていて、琴を弾いているのはもちろん黛玉です。
隣に立っているのは紫鹃です。
彼女は黛玉の小間使いと言うよりも、むしろ黛玉の姉妹のような存在です。
黛玉の閨房です。
貴族のお嬢さんの精緻がありますね。
ここは「潇湘馆」の後ろの庭です。
部屋は青竹と同じ色で、自然環境とぴったりです。
そして後ろの庭には一本の大きなシナの木があります。
今はここ座って休憩したり、将棋を指したりする人も多いですね。
Posted by Cho at 12:20│Comments(0)
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