2010年09月15日
大観楼
今日は紹介しようとする「大観楼」は実は帰省別荘の奥庭にあります。
百度で「大观楼」を検索してみたら、中国ではたくさんの「大観楼」がありそうです。そのうち一番有名なのは昆明の大観楼となります。しかし今日は紹介する大観楼は北京大観園にある大観楼です。大観楼は二階の楼閣で、今二階には二つの展覧館があり、もし紅楼夢に興味があれば、もし作者の曹雪芹に興味があれば、一度ここに参観してください。
庭に置いてある大きな水がめです。
最初「なぜこんなところにこんなに大きな水がめを置かれていますか、なんか可笑しいですね」という疑問が心の底から出てきまして、そして隣に一人の観光客は自分の子供にこのように説明しました。「古代ではこの大きな水がめは火事を防ぐために置かれたのです。中の水は防火用水です。」
なるほどそうですか。
ありがとうございます!!^^
部屋の内構造です。
中国語ではこれにぴったりする言葉があります。
「雕梁画栋」
本当に生き生きとする言葉なんですよね。
たとえ部屋の屋根でも、こんなに美しく飾られました。
これは一体どんなに工藝がかかったのかしら。
部屋の玄関の両側にに置いてある超大な花瓶です。
この花瓶はただ装飾用の花瓶だと私は思います。
花瓶の上に描いている模様は中国の名画「清明上河图」です。
大観楼の二階に上がってきました。この写真は二階から撮ったのです。
写真の中の建築は前にも紹介した帰省別荘の後ろのです。
なんか後ろは舞台みたい感じです。
石と本。
可笑しい組合ですか。
違います。
これもね、由来がありますよ。
紅楼夢の元の名前は「石头记」ですから。
今ここは紅楼夢研究室となります。
研究室に保存されている古い資料。。。
古代の抄本、そして紅楼夢人物の関係図など、
色々な資料が集まっています。
大観楼大観楼と何度も言いましたが、一体大観楼はどの様子だか?
と聞かれましたら、ジャンー、
これは大観楼です。
庭には貴重な銀杏をたくさん植えています。
いい庭じゃないんですか。
大観楼の二階の正面の部屋は今作者曹雪芹研究室となります。
部屋に入ったら、すぐにこの中央に置かれている曹雪芹の頭部像が目に入りました。
面白いことは頭部像の鼻は今つるつるしていて、触ってみる人はきっと多いでしょう。
この研究室では作者の家族史と創作背景を詳しく紹介してくれました。
これは紅楼夢の理解にきっと何か助かりがあると思います。
作者の祖先は清王朝の官員で、皇帝との関係も密接です。
これは皇帝に呈する上奏文です。
Posted by Cho at 12:00│Comments(0)
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